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TALE62感想

よく考えたら、11月はイベントも友人の結婚式もあって、作業に割り当てられる休日が少ないのであった…キリキリ描かなければ~。
ローゼン総集編10008

時が過ぎるのは早いもので、気づけばローゼンドラマCDが発売してました…買わなきゃー!
そしてもうすぐYJメイデン掲載日ですね。
その前にTALE62の感想を。

「お父様の時間を組み換える」と言い、時計の中を進んでいった「まいた」ジュンですが、ついにお父様に会えました!

「意識の深くに繋がる唯一の――ここは 彼の心臓――」

いつかの幼少期ジュンと、マグリットのセラピスト姿のお父様の邂逅再び。
内容的にはちょっと違うけど、谷山浩子さんの「手品師の心臓」を思い出しました。そんな雰囲気。


「少女とは現象である(中略)どこまで追っても届かない 時が経てば消えて
しまう」


さすがお父様、よくわかってらっしゃる~。
宣伝になりますが、合同サークル藍色茜色でセラムンのちびほた本を先日出しました。そこでも茜ちゃんが語ってくれたのは、「少女性とは少女範疇外のヒトが少女範疇内に見出したものだということ。かつてのお父様はまさにソレ。
そして範疇内にいる少女たちは決して自分が少女だと気づくことはない。これがきっと薔薇乙女。
それに自分で気づけるのは、アニメ『シムーン』におけるセリフ「私にもそのときがあった。皆、少女だった」が象徴するように全ては過ぎ去ったのちなのでしょう。

お父様の人形作りのきっかけは娘の死にあるようですが、気付けば至高の少女を求めるお父様は「空っぽ」になってしまったとのこと。
これはまるで『少女革命ウテナ』における「世界の果て」と化したディオスのよう。かつての王子様は世界の革命を求めるだけのシステムと化してしまうわけですが、お父様も最早同様にアリス・ゲームを止める術もなく至高の少女を求め続けるだけのシステムです。
ウテナの起こした「革命」に暁生さんがサッパリ気付けないように、薔薇乙女がいかに素晴らしい少女であるか、いかに闘って生きているのか、今のお父様には全然わからないようです。全くもう!

ローザミスティカを砕いた理由、お父様の求める究極の少女アリスが何なのかということも語られます。
「不恰好で不完全で泥にまみれてなお輝くもの」--完全ではダメなのですね。
…ということはR18同人誌乙女も、あれはあれで輝いてるからアリスだな(極論)

アリスゲームを止めるためには、ジュン君の手によってシステムの書き換えを行わなければならない、それがおそらくお父様の時間を組み換えるということなのでしょう。

先ほど「手品師の心臓」のようだと書きましたが、(あっちは手品師に嵌められる歌だけれど)「逃げていった彼の迷路の中」で続きを解くのはジュン君なのです。
そしてまた、薔薇乙女の少女性を見出すのも少女範疇外の少年であるジュン君です。
いや~感慨深いね。

話は少し飛びますが、ちょうど先日、ポール・ギャリコ『七つの人形の恋物語』(角川文庫)を読んでいました。タイトルからして薔薇乙女みたい!って思ったんだけど、直接の関連性はなさそうな感じ。(…私的な話ですが、ギャリコといえば、超名作の小説タイトルと同じものを自分の同人誌につけてしまったのでした。ギャリコ様、むしろ訳者の方ごめんなさい、と土下座したい。)
これもまた光と影、愛憎は切り離せなく、ヒトは単純なものではないということがわかるお話ですが、印象深かったのは、人形一座の座長であるキャプテン・コックの変化です。

「この男、悪に化身し悪の生活をみずから生きようとつとめ、神と人とをあざけるために、おのれの人形たちを神の似非たるべき人間としてかたちづくり、愛ややさしさを注ぎこんでやるという、とんでもない茶番をやらかしたその男。

(中略)

邪悪と堕落しか愛さなかったその男が、おのれの創造したもののうちにひそむ善の力によって、堕落させられてしまったのだ。」


この男――悪の権化のようなキャプテン・コックさんは、自身の生み出した優しい七つの人形を操り、素直で純朴な娘のムーシュさんとすてきなお芝居をやってる内に、愛の力にひれ伏すのでした。

ジュン君=お父様(の分身)説がありますが、それが本当であるならば、薔薇乙女たちとの出会いによって成長したジュン君がお父様のシステムを変革することは、お父様が自身の生み出した素晴らしい乙女たちに屈服させられるってことかなぁ、と思って読んでいました。
自分の生み出したものによって自分が変わるというのは不思議なものですけれど、それほど創作の力って凄いんだろうね。
キャプテン・コックは自分の善の部分を七つの人形たちそれぞれに託して、最後にはそれが自分へ還って全一に統合されるわけですが、空っぽになってしまったお父様にも何か救いがあるといいですね。
なんてね。

以上、超自己満感想でした。


さて、拍手コメントのお返事です。拍手のみの方もありがとうございます!


>10/19 08:30 あんにゅ~い様

>柔らかな線から描かれる表情
そんな風に言っていただけると、とても嬉しいです!中々スケジュール的にタイトで心配なのですが、精一杯がんばってみます。ありがとうございます~。金銀オンリーも楽しみですね ヽ(*´∀`*)ノ
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